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yesコマンド


Linuxでコンソールに「yes」と入力しEnterキーを押すと、「y」だけの行が出力され続けます。これは暴走しているわけではなく、「yes」コマンドを実行した結果です。


yesコマンドは引数無しで実行するとデフォルトの文字「y」を標準入力に出力し続けます。引数を指定すると引数で指定された文字列を出力し続けます。※「標準入力に出力」って少し違和感のある表現ですが。


『繰り返し「yes」「no」の入力確認をするシェル』で以下のコマンドを実行すると、すべての確認個所で「yes」を入力したのと同じ結果が得られます。


# yesを連続して自動入力
yes yes | シェル名・コマンド名


確認が不要な場合は確認を抑止するオプションがついている親切なコマンドが多いので、使うシーンは限られるかもしれません。しかし、状況が合えばとても便利なコマンドです。


余談

『繰り返し「yes」「no」の入力確認をするシェル』のテストをしていて、勢いあまってシェルが終了しているのに「yes」を入力して「y」をたくさん出してしまいこのコマンドがあることに気付きました。最初は暴走しているのかと思いました。

私の場合、自作した『繰り返し「yes」「no」の入力確認をするシェル』のテスト時に威力を発揮しました。