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Linux - pasteコマンド



使用法: paste [オプション]... [ファイル]...
FILE の各行から, 一致する行をタブ文字で区切り, 順に標準出力に書き込みます.
FILE が指定されない, あるいは `-' を指定した場合には標準入力を読み込みます.

長いオプションに必須の引数は短いオプションにも必須です.
  -d, --delimiters=LIST   タブ文字の代わりに, LIST の文字を区切りとして使用
  -s, --serial            一行毎ではなく, 一度に 1 つのファイルを貼付ける
      --help     この使い方を表示して終了
      --version  バージョン情報を表示して終了

複数のファイルを結合:「-s」オプションなし

複数のファイルを行単位で結合します。
ファイルAの1行目とファイルBの1行目を結合、ファイルAの2行目とファイルBの2行目を結合…、という具合にファイルの内容を合成した結果を返します。
data1.txt
123
456
789

data2.txt
abc
def

data3.txt
あいう

さしす

実行例1
$ paste data1.txt data2.txt data3.txt
123     abc     あいう
456     def
789             さしす

実行例2
$ paste -d , data1.txt data2.txt data3.txt
123,abc,あいう
456,def,
789,,さしす

ファイル内の複数の行を1行に結合:「-s」オプションあり

複数行にわたるファイルの内容を1行にまとめます。
実行例3
$ paste data1.txt
123     456     789

実行例4
$ paste -d , data1.txt
123,456,789

区切り文字のリストの指定:「-d」オプション

※「区切り文字のリスト」であり区切り文字列ではありません。
$ paste -s -d ",;" data1.txt
123,456;789


2011/10/14