保守と運用。「保守運用」とまとめて使用され特に区別せずに使用することもある言葉だと思います。自分の中でもあいまいであった為に明確にする為に調べてみました。
辞書を引くとこう書いてありました。
保守:正常な状態を保つこと。システムを改善・変更する作業。
運用:役立てること。働かせ用いること。物をうまく使うこと。
英語だとこう。
保守:maintenance
運用:operation
これだけでもほぼイメージできました。この場合には英語のほうが分かりやすく感じます。
調べていて、Yahoo!知恵袋にちょうどいい質問と非常にまとまった回答がありました。参考になったのでので引用しておきます。
保守と運用の違い
保守:システムを改善・変更する作業
- アプリケーション保守
- プログラムやシステムの障害(バグやトラブル)の原因究明
- プログラムやシステムの障害に伴うプログラムの改修およびデータの修正
- 改善要望、仕様変更に伴うプログラムおよびデータの改修
- ジョブスケジュールの保守
- インフラの保守
- ネットワーク環境の障害対応
- ネットワーク環境の改善(ハードウエア、ソフトウエア、設定を含む)
- 周辺機器のリプレース(プリンタ、外部記憶装置など)
- サーバのリプレース
- OSのリプレース、アップデート
- RDBMSやミドルウエア、ユーティリティなどの導入、リプレース、アップデート
- 端末のリプレース、アップデート
運用:現行のシステムを日々動かしていく作業
システムの変更作業はおこないません。
- 運転(マシン・オペレーション)
- マシンの起動、停止
- アプリケーションの起動、停止
- データやアプリケーションのバックアップ作成、保管
- 入力作業:入力装置(磁気テープ、MDなど)への記憶媒体投入
- 出力作業:出力装置(プリンタ、磁気テープ、MDなど)への出力指示およびアウトプットの取り出し、保管、担当部署への配布
- システム障害やシステム停止からの復旧作業 ※これはシステム保守担当も作業に参加します。
- 監視
- マシンやネットワークの運転状況の監視
- システム資源(メモリ、CPU、ディスク)の状態監視
- バッチジョブなどの異常監視、およびシステム部門への連絡
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