KeyWord‎ > ‎

クラウド・コンピューティング - cloud computing

2011/07/31 6:28 に tomoaki miura が投稿   [ 2012/10/21 3:34 に更新しました ]

一般的にはインターネットを通じて提供されるサービス(ソフトウェアやアプリケーションも含む)をさすことが多い。略して「クラウド」と呼ばれる。「ASP」や「SaaS」、また、「PaaS」や「IaaS」も広い意味では同じ。

いずれもインターネットの向こう側である「雲」(クラウド)からサービスが提供されることから、その名が急速に広まった。
グーグルの「Gmail」をはじめとしたメールサービスや「Evernote」などのオンライン上のデータ保管サービスもその一種。



一般的な定義はない？

厳密な定義では、例えば総務省のある研究会によると「ネットワーク上に存在するコンピュータ資源(リソース)を活用するための利用技術の発展成果」とする。
一方で「一般的な定義は現在では存在していない。何らかの潮流全体をとらえた語と考えることが適当」(総務省の別の研究会)との指摘もある。

東京IT新聞2011年07月26日より抜粋


「クラウド・コンピューティング」という言葉は2006年8月に、Googleのカンファレンスで使用したのが最初といわれている。しかし現在「クラウド」と称されるサービスは言葉が誕生する10年以上前から当たり前に利用されてきたサービスも多い。また今まで行ってきたサービスを「クラウド」と呼べばいいというような営業傾向も見られる。「クラウド・コンピューティング」という言葉はバズワードの典型例と言える。

※バズワード：明確な合意や定義のない用語。「よくわからないが凄そうなこと」を想起させる言葉。言葉だけが先歩きして広まることも多いため、事情を知らない多くの人は価値のある言葉としてとらえてしまうことがある。