KeyWord

気になった言葉・知らなかった言葉・ホットな言葉などをピックアップし解説していきます。仕事柄、IT関連の用語が多くなると思いますが、それだけに限らずいろいろなジャンルの言葉を取り上げていきます。

instant tools

2014/11/02 9:41 に tomoaki miura が投稿   [ 2014/11/02 9:42 に更新しました ]

instant toolsとは、Miuran Business Systemsで作成したWebツールを提供するサイトです。「instant tools」というサイト名は「試したいときにすぐに利用できるツール」 という意味合いをこめてつけました。
  • PHPの関数
  • 暗号解読ツール
  • Exifチェッカー
  • モンティホール問題 Simulator
  • モテ割くん
  • Data URI Encoder
等のツールを提供しています。一応、レスポンシブWebデザインで作成しており、PC・スマホ・タブレットそれぞれに適したデザインで表示します。「こんな機能あったらいいな、作ってほしい」という要望や感想などいただけるとうれしいです。

2014/09/29テストリリース。2014/11/01本公開。

2014/11/01


インストントン

2013/07/12 18:41 に tomoaki miura が投稿   [ 2013/07/13 0:06 に更新しました ]

インストントンとは、集英社文庫の「ナツイチ」キャンペーンの一環で、指原莉乃が「白夜行」の感想文の中で使用した言葉。本人は凡ミスであると主張しているが、恥ずかしい覚え違いである可能性もある。


今年の集英社文庫のナツイチキャンペーンでは、AKB48メンバーがナツイチ作品を読んで感想文を書くという企画が行われている。そして7月13日から週替わりで感想文の公開が始まった。

HKT48の指原莉乃は「白夜行」を担当し、その感想文の中で「インストントンが食べたいのにお湯がないなんて私の苦悩は主人公からしたら、しょうもないのだろう。」と書いている。

文脈および語感から「インスタント(ラーメン≒カップめん)」の間違いであろうと思われる。しかし、感想文がしっかりかけているだけに、恥ずかしい覚え違いなのか、ネタとして故意に間違えたのか微妙なところである。


なお、間違いに気づいた後の本人のGoogle+での投稿では
2013/07/13 02:27:12
目さめたー!!!!おきてもーた!
そしたらみいちゃんからのメールでインストントンを知る
疲れたのかな?_| ̄|○凡ミス
とつづっており、あくまでも「凡ミス」であったと主張している。


2013/07/13


スマホのROMとRAM

2012/09/17 8:10 に tomoaki miura が投稿   [ 2012/10/21 3:37 に更新しました ]

スマホの製品カタログのスペック欄にはROMとRAMという項目があります(記述がないものもありますが)。これについての説明です。

RAMとはRandom Access Memoryの略で、パソコンのメインメモリ(主記憶装置)と同じです。一方ROMとはRead Only Memoryの略で、パソコンのハードディスクドライブやSSDに相当します。

「Read Only Memory」となっていますが実質的には読み込み専用ではなく書き込みもできます。スマホの記憶媒体は書き込み可能なのに、なぜROMなのでしょうか?これを理解するためにはROMとは何かを知っておく必要があります。


ROMといえばもともとは、ファミコンやMSX、最近ではニンテンドー3DSなどのROMカートリッジをはじめ、組み込みシステムなど半導体素子のメモリに対して使う言葉でした。また半導体素子以外でも、CD-ROMのように書き換えができない記憶媒体の呼び名にも慣例的に使うようになりました。

とにかくROMとはRead Only Memoryの名のとおり、基本的には読み込み専用の記憶媒体の事を指します。「基本的には読み込み専用」なのですが、特定の方法で書き込みが可能なROMも存在し、これをPROM(Programmable ROM)といいます。

さらに一度書き込んだものを消去できるメモリをEPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)といい、紫外線を照射することにより記憶内容を消去するUV-EPROMと、電圧をかけることにより消去可能なEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)があります。「電圧をかければ書き換え可能ならば、Read-Onlyではないではないか」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、細かいことは気にしてはいけません。

そしてEEPROMの一種としてフラッシュメモリがあり、USBメモリ、SDカード、メモリースティック、コンパクトフラッシュ、SSDなどに使われています。スマホの記憶媒体も同じです。

スマホの記憶媒体もUSBメモリやSSDなどと同じ仕組みを使っているのですが、(なぜか)スマホではフラッシュメモリとはいわずにROMと表現している、ということです。(理由はよくわかりませんが、海外での呼称の習慣をそのまま日本に持ち込んだからなのではないかと思います)

2012/09/18

ゲーミフィケーション

2012/03/03 17:26 に tomoaki miura が投稿   [ 2015/09/21 9:34 に更新しました ]

ゲーミフィケーション(gamification)とは、本来ゲームが目的ではない対象にゲームの要素を取り入れること。主に既存のサービスやシステムに、ゲームの要素を取り入れることによりユーザを熱中させ、利用額・利用回数を向上させることを指す。「ゲーム化」といわれることもある。

ゲーミフィケーションの手法自体は、これまでもポイントプログラムなどの形で漠然と存在していた。しかし漠然としていた概念に言葉を付与し体系的にまとめられたことにより、急速に注目されるようになった。ゲーミフィケーションという言葉は、アメリカでは2010年中ごろから、日本では2011年中ごろから広く使われるようになった。

アメリカの調査会社ガートナーは、2015年までに50%以上の企業がゲーミフィケーション手法を導入すると予想している。さらにFacebookやeBay・Amazonなどグローバル企業2000社に限れば70%以上が導入すると予想している。

ゲーミフィケーションの要素例

  • ミッション・目標設定
  • レベルシステムの採用
  • 期間限定のイベント
  • ポイント制
  • クーポン等のフィードバック
  • バッヂ・スタンプ(収集心をくすぐる)
  • 順位の可視化(ユーザー間で競わせる仕組み)
  • 新規ユーザーの紹介制度

※これらを端的に「課題・報酬・交流」と分類する場合もある。


ゲーミフィケーションを取り入れた実例

  • マクドナルドのアプリ「かざすクーポン」。指定商品を購入するとスタンプがもらえすべて集めると特殊なクーポンがもらえる。スタンプを集める・クーポンをもらうことを目的化させ、本来買うことのない商品まで買わせる。
  • 回転寿司チェーン「くら寿司」の「ビッくらポン!!」。空いたお皿を5枚回収口に投入すると、オリジナルグッズがその場で当たるスロットに挑戦できる。スロットの挑戦することを目的化させ、食欲以上に注文させる。
  • 楽天のポイントシステム。一定額・複数点の商品を同時購入するとポイント率がアップする、一定期間内に基準をクリアするとステージが上がりより多くのポイントが獲得できるなど。常に多種多様の期間限定ポイントプログラムを開催している。
  • 家庭の電気使用量を数値化し競わせるアプリ。他ユーザと競わせることにより、家庭の節電を促す。
  • ベンチャー企業の就職試験として、宝探しの謎解きゲームを課した例。宝探しの過程で見られるプロセスや共同作業のしかたをみるという。ただしこれが一般的な意味のゲーミフィケーションに当てはまるのかは微妙。


BCP 事業継続計画(Business continuity plan)

2011/10/22 5:24 に tomoaki miura が投稿   [ 2012/10/21 3:29 に更新しました ]

「競争的優位性と価値体系の完全性を維持しながら、組織が内外の脅威にさらされる事態を識別し、効果的防止策と組織の回復策を提供するためハードウェア資産とソフトウェア資産を総合する計画」のこと。

ごく簡単に言うと「地震・停電・通信障害・システム障害などの脅威が起きても、仕事を続けられる備え」のこと。


以下の対策が挙げられる
  • 遠隔地バックアップ
  • システムの二重化・多重化
  • クラウド化
  • 予備電源の確保

2011/03/11の東日本大震災をきっかけに注目が高まっており、またBCP対応サービスを提供する会社も激増した。

ただし、BCP対策を導入する際に作業ミスが発生し一部のシステムが停止したという本末転倒な例も存在する。また
  • 保証稼働率の取り決めがない
  • 保証稼働率の水準が低い
  • 保証稼働率を守れなかった場合の損害補償がないもしくは補償額が異常に安い
などの問題があるベンダーも存在する。そのためベンダーの選定には十分な注意が必要となる。


保証稼働率と年間停止時間の目安
保証稼働率 停止時間
99.50% 43.8時間
99.90% 8.76時間
99.95% 4.38時間
99.99% 0.876時間
100.00% 0時間


クラウド・コンピューティング - cloud computing

2011/07/31 6:28 に tomoaki miura が投稿   [ 2012/10/21 3:34 に更新しました ]


一般的にはインターネットを通じて提供されるサービス(ソフトウェアやアプリケーションも含む)をさすことが多い。略して「クラウド」と呼ばれる。「ASP」や「SaaS」、また、「PaaS」や「IaaS」も広い意味では同じ。

いずれもインターネットの向こう側である「雲」(クラウド)からサービスが提供されることから、その名が急速に広まった。
グーグルの「Gmail」をはじめとしたメールサービスや「Evernote」などのオンライン上のデータ保管サービスもその一種。



VCS

2011/07/26 8:30 に tomoaki miura が投稿   [ 2012/10/21 3:34 に更新しました ]



version control system の略。
バージョン管理システム、構成管理ツール、変更管理ツールなどと呼ばれる。

メジャーなものとしてSubversion(SVN)、CVS(Concurrent Versions System)、VSS(Visual SourceSafe)が挙げられる。

VCSという言葉はあまり使わないし認知度も低い。使う人がいた場合に理解できるようにしておいたほうがいいとは思うが、自ら積極的に使うべきではないと思う。

コンパイル・ビルド・デプロイ・リリース

2011/06/05 21:04 に tomoaki miura が投稿   [ 2012/10/21 3:33 に更新しました ]

何気なく使っている言葉ですが、「ビルドとデプロイの違いは?」「デプロイとリリースの違いは?」と考えたときにあいまいな認識しかもっていなかった為、明確にする為に調べました。

コンパイル 【compile】
プログラミング言語を用いて作成したソースコードを、コンピュータ上で実行可能な形式(オブジェクトコード)に変換すること。

ビルド【build】
ソースコードのコンパイルやライブラリのリンクなどを行い、最終的な実行可能ファイルを作成すること。

デプロイ【deploy】
deploymentの略。アプリケーションやウェブ上のサービスを、利用可能な状態にすること。「展開、配備、配置」。

リリース 【release】
新しいモジュールや製品などを発売・発表・公開すること


※環境依存ファイルの書き換えは「デプロイ」という言葉に含めるべきだと思う。

EULA (使用許諾契約書)

2011/05/18 20:22 に tomoaki miura が投稿   [ 2012/10/21 3:28 に更新しました ]

EULA 【End User License Agreement】(使用許諾契約書)(ユーラ)

あるソフトウェアについて、ユーザがそのソフトウェアを使用する上で守るべき条件などをまとめた契約書。ユーザはこの契約書に同意することによって、ソフトウェアを使用する権利(ライセンス)を取得することができる。

日本語入力ソフトでそのまま打つと「えうぁ」になる。

ライブラリアン

2011/05/18 15:53 に tomoaki miura が投稿   [ 2012/10/21 3:36 に更新しました ]

システム開発におけるライブラリアンとは、構成管理ツールを使ったソースコードなどの管理の責任者の事を指す。一般的には、構成管理にCVS/Subversion(SVN)/VSSなどのツールを使うことが圧倒的に多い。

ライブラリアンの作業は以下のようなものがある。
  • 構成管理環境の導入・構築
  • チームメンバーの構成管理ツールの導入サポートと使用方法の説明
  • 管理方針の策定とチームメンバーへの周知・教育
  • マージ
  • パッチの作成・適用
  • ブランチの作成
  • タグ打ち
  • リリース構成履歴の管理(ブランチ系統図の作成など)
  • 自動ビルド環境の整備
  • ビルドエラー時の調査
  • 分散開発環境下での調整
※「ビルドエラー時の調査」は健全な開発チームにおいては、ソースの修正・コミット者が対応するものである。しかし、メンバーが未熟だったり無責任であるチームにおいては、ライブラリアンの仕事になる場合がある。

ライブラリアンの作業は一つ一つの作業は決して難しくない。しかし状況により、注意力・判断力・責任感を強く求められる。そのため、これらの適性が低い人間がライブラリアンを行っている場合には、作業ミスを起こし最終的に間違った内容でリリースをする事故を起こしかねない。

ライブラリアン自身が慎重に作業を行う必要があることは当然であるが、それ以前にPM/PL/TLが人の能力・適性を正しく判断し適切な任命をする能力があるかどうかが非常に重要となる。

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