Pairwise法 - 具体例

例えば4つの因子でそれぞれが3種類の値をとりうる場合、さらに具体的にエアコンの例を挙げますと…
運転モード 冷房, 暖房, ドライ
風量 強, 中, 弱
風向 全方向, 足元, スイング
タイマー 入, 切, なし

全網羅させる場合には
3 × 3 × 3 × 3 = 81
で、81通りのテストをしなければなりません。

一方、ペアワイズ法(オールペア法)でテストケースを作成する場合は、9通りのテストケースで済むことになります。この9ケースは、全因子の中から任意の2因子に注目した場合に、全パターンを網羅した組み合わせになっています。例えば、「運転モード」と「風量」に注目した場合に存在するでも全パターン、「風向」と「タイマー」に注目した場合に存在するでも全パターン、それ以外のどんな組み合わせでも全パターン網羅されています。
因子 運転モード 風量 風向 タイマー
Case 1 冷房 スイング なし
Case 2 暖房 全方向 なし
Case 3 ドライ 全方向
Case 4 ドライ スイング
Case 5 暖房 足元
Case 6 ドライ 足元 なし
Case 7 冷房 全方向
Case 8 暖房 スイング
Case 9 冷房 足元